2004-04-25から1日間の記事一覧

『嗤う伊右衛門』(京極夏彦)読了。 単純な悲劇話ではなかった。 「哀れみは憎しみを薄れさせる」という要素を許容するのであれば、全ての憎しみと悲しみが、グルグルと、さながら永久機関の様に廻り続ける異形の小説。 京極は気違いだ。