ヤンキー母校に帰る

 全話見てます。モデルの義家先生の出るドキュメントは欠かさずチェックです。

 でまあ、ドラマについてのあれこれなんですけども、このドラマ、大筋のストーリーは毎話とても好きな感じなんですよね。金八の系譜をしっかりと受け継いで、というと聞こえが悪いですけど、でもちゃんと感動できる「大筋のストーリー」だと思うんです。一話目は特に秀逸で、非常に満足したのですが、それ以後の話には大きく不満を持ってました。特に2・3・4話。

 よくわかんないんですけど主役級の扱いを受けてるSAYAKAがちょいとした行き違いによって親友から嫌われ、イジメを受けてリスカしてしまうと。そんな感じなんですが、2・3でそんな流れを作って引っ張っておいて、4話でいよいよリスカ、そこから仲直りに至るまでの所要時間:約15分ってのはどうなんですかって話です。親友及びクラスメイトに迫害され、リスカ癖のある女の子がリスカしてしまうってのは理解できるんで、展開そのものについての文句ではなく。リスカして生死の境彷徨った人と彷徨わせた人が、意識取り戻して10秒で「ごめん」「こっちこそごめん」ってなんやねん。時間配分おかしすぎます。

 金八なら仲直りだけに一話分ぐらい使ってたと思う。「こちとら1クール分しかねえんだよ」って意見もあるでしょうが、だったらそんなストーリーにしなきゃいいだけで、しかもちょっと時間の使い方帰ればまた違ったんじゃないかなあ。実は無理にリスカさせる必要性も無いし。

 5話もラストに不満あるんですけど、なんでだろうって考えると、ロケで使える時間の関係上の話なのかもしれません。少なくとも学校の外見使うシーンでは実際の校舎使ってやってるみたいですし、カット割に支障が出るのかも。まあだとしてもやりようは幾らでもあると思うのでもし「ヤンキー母校に帰る2」作るんだったらもっとドラマの時間とか考えた脚本にした方がいいんじゃないですかね。絶対2は無いですけど。

 あとマサル君役の三上大和君。貴方を僕は相当前に毎週のように見た記憶があって当時高校生だったはずなんですけど、今幾つでしたっけ。確かオヤジさんは温泉掘り当てた剛の者で青森弁だったはず。つか青森弁でよくないですかね?舞台設定が北海道なんですし。

 あ。文句ばっか言ってる感じになってますけど、このドラマ面白いと思います。「ビギナー」「エ・アロール」「ヤンキー母校に帰る」は今クールのトップ3かな。「ライオン先生」って人もいるでしょうけど、そこは単純な好みの違いってことで言い訳終了。