其の一

 記念すべき第一回は「デトロイト レッドウイングス」です(ちなみに僕はウイングス右翼)。トレードマークは車輪に赤い翼。オリジナルシックスと呼ばれるアイスホッケーのプロリーグ創世期からある6チームの一つ。一昨年のスタンレーカップ優勝チームで、ここ10年程強豪で在り続けています。ウイングスを一言で表すなら「個性的ベテランの集合体」でしょうか。他のチームであまり力を発揮できていなかったベテランをFAで獲って、一昨年まで数十年ウイングスの監督をし続けた名称ボウマンが上手いこと使いこなす。今居る主力もその当時のメンツとあまり変わっていません。ある程度ネームバリューがある選手を獲って来るので、どっかのGとかどっかのYとかNYの超人墓場と比べられることがありますが、このチームの最も優れている点は「派手で革命的な働きをする選手」よりも「地味でも献身的に働く選手」を数多く揃えるというところです。シャナハン(注4)とかクージョ(注5)とか子ハル(注6)よりも3rdラインのホルムストロムとかが「レッドウイングス」らしいのです。
(アイザーマンとリドストロムとハシェクは僕の中で別格ですが)



(注1)…オフェンス有名選手。脾臓破裂したコロラド在住ピーター・フォースバーグ君。「ザ・キャプテン」スティーブ・アイザーマン。「超人墓場の王」『ネクストワン』エリック・リンドロス。『メサイア』「ポリスマン」「イワオ」マーク・メシエ。それになんと言っても『グレートワン』ウエイン・グレツキー。(ビックリするほど独善的に選びました。あと「」で書いてる二つ名は僕が勝手につけてます)

(注2)…ディフェンス有名選手。現役最高は「30分氷に乗って当たり前」ニクラス・リドストロム(断言)。歴史的には「なんだそのスタッツ」ボビー・オア。

(注3)…有名選手。「王様」「奥さんに通報されて捕まった男」パトリック・ロア。「異常関節」「最もセクシーなプレイヤー」そして『ドミネーター』ドミニク・ハシェク。「犬」カーティス・ジョセフ。「ヤク中?」「動いてないと死ぬ男」マーティン・ブロデューア。

(注4)…マイク・シャナハン。余りにもアメリカ人らしすぎるアメリカ人。まさに「スター」。日本人から見ると濃すぎる顔なんですが向こうでは男前らしいです。有り余る才能を無駄に使う、「せこくない元木」。

(注5)…とにかくシュートを受け続けないとダメなタイプのゴーリー。ディフェンスが良いウイングスには合わない気が。

(注6)…ブレッド・ハル。「プライド」の主人公のモデル(それか揶揄)になったのはこの選手のオヤジであるところのボビー・ハルです。オヤジは偉大でしたが息子は「長野?いや別に行きたくない。椅子に揺られてポテト食いながらテレビ見るのが何よりも好きだから(カウチポテト)」って言うておいて、アイスホッケーの会場がリュージュの会場が近いことを知ると「行く!絶対!リュージュ見る!」と言いだし、ホントに来やがったダメな人。ホントアメリカ人だよなそういうトコ。そんなんばっかかウイングスは。

超楽しい。コレ書いてるの超楽しい。