とことん体張って笑い取ってくるなあ。

http://www.nikkansports.com/ns/battle/p-bt-tp0-040924-0005.html

 いつも元気な曙君。今回の相手は去年のK-1覇者(最近この肩書きも微妙だ)パトリック・クラもとい、レミー・ボンヤスキーさん*1。「向かって来る相手じゃないとやってらんない」というオノレ自分の身長幾つか分かって言うとんかい、と突っ込みたくなるフテた中学生的コメントを出して笑いを取ってくれた曙君、今回の相手は向かってきてくれるでしょうか。
 と思っていたら、また素敵なフレーズで僕らを笑かしに来てくれました。

 まさに最終兵器だ。曙が220キロの巨体を張って王者の牙城を崩す。「同時打ちです」。本人は戦略を隠そうともしなかった。「相手が前に出る瞬間、攻撃する瞬間を狙って打つ。カウンターよりも一瞬速い同時パンチです」。玉砕覚悟の危険なかけだった。

 もはやこの戦法しかない。4連敗の苦悩の末にたどり着いた。曙が説明する。「自分と戦う相手は逃げてかわす作戦でくる。でも逃げるだけでは勝てないから必ず打ってくる瞬間がある。そこを狙うんです。かわして打つこれまでの戦法では遅い。相手が前に動いたと同時に打つ」。

 同時打ち!それは剣聖上泉伊勢守さえ成し得なかった奥義。横綱の中の横綱曙太郎がついにその境地を得る。わけもなく、なんなんでしょう同時打ち。カウンターよりも一瞬速いパンチ。ええと、それは貴方のパンチの遅さから言うと絶対打ち負ける気がするんですが。なんというか、常時カウンターを「食らってる」状態になるんじゃ。

 まあ、体張ってくれる曙君はえらいです。悪いのは谷川とこの記事を書いてる人。特に後者はバカにしすぎ(曙君を)(あと画像選んだ人も)。

*1:これを書いたあとに読みました。しいて言うならバキの死刑囚が集まる感じですが、恐れ多い。