2006年個人的漫画ベスト5

1位
神戸在住』(木村紺)
 今振り返ってもいい漫画だった。やさしくて静か。読んでるだけで心拍数が安定する実感。

2位
もやしもん』(石川雅之)
 漫画好きをスポーツ・ヒーロー・ギャグ等と細分化していったときに、どこにも含まれないであろうこの漫画が一定以上の評価を受けるということは、要素の魅力ではなくそれ以外のところに曖昧模糊とした価値があり、それを感じられる漫画読みが増えたということなのだろうか。
 とここまで書いたところで評価は高いが多分漫画好きの間での評価だよなということに気づいた。
 いやでも面白いっすよ。

3位
少女ファイト』(日本橋ヨヲコ)
 練は姉のことと自らの非操縦性に関すること以外まごうことなき天才で、いずれくるであろう「それ」を乗り越えるときを今から楽しみにしている。きっとそれを読む私は音を無くせるぐらい没頭できるであろう。

4位
ハチワンダイバー』(柴田ヨクサル)
 9x9=81に潜る男。読者の将棋の知識の有無をねじふせて読ませるその馬鹿力を見よ。

5位
王様の仕立て屋』(大河原遁)
 これなんであんまいい評判聞かないんですかね?すげー面白いと思うんだけどな。よくわからない。私個人の好みだけにどんぴしゃなのだろうか。

別枠
のだめカンタービレ』(二ノ宮知子)
 ドラマが思いのほか出来が良かったんですよ。音楽漫画をアニメ・実写化ということ自体にちょっと懐疑的だったんだけど、少なくともアニメよりは実写の方がよほど向いているんだろう。あと演出が上手かった。