『PS 羅生門中山昌亮矢島正雄ビッグコミックオリジナル

 問題児ばかりの東都警察署、通称「羅生門」警察署に転属された女警官、紅谷留美とその相棒、黒田を中心に、様々な人間を描いていく。

 この漫画、今は買ってません。至極個人的な理由で。
この『羅生門』の売りを二つ挙げると
1,いい意味で登場人物が普通。
 世間的に見ると異常な人(まあ大部分犯罪者ですし)を「特別」に描きません。また、毎回必ずと言ってもいいほど主人公のアパートでの生活を描き、それは「羅生門」でのゴタゴタに溢れる情景にかけるウエイトとなんら変わりがありません。ちゃんと人間を描くとこうなるのだろうと思います。

2,ちゃんと人間を描くが故の生々しさ。
 なんというか、切れば血が出そうなんですよね。その生々しさに心が痛くなることがあって、私は買うのを躊躇しています。