宇仁田ゆみ作品集 喜喜』
 待ってました。ええと、僕の中で「成年誌で読む恋愛漫画」の双璧はいい時の二宮ひかる宇仁田ゆみでして、これはその宇仁田ゆみの長らく単行本化されていなかった作品がようやく日の目を見た一冊なのです(注1)。
 中身は甘甘な恋愛漫画ですが、女性よりも男性の方が共感するかも知れません。往年の二宮が好きな人は美味しく食べれるかと。

レヴォリューション ナンバースリー』 秋重学/金城一紀
 秋重学は個性的な絵を操りますが物語を作る能力に決定的に欠けるという特異能力を以て漫画界にて不遇の地位を囲って居たのですが、この作品を読んでみるに、大枠がしっかりしてれば結構話作れる人なのかもしれないと思いました。
 隆慶とかにクる人は間違いなく買いです。金城の小説もセットでどうぞ。


(注1)いきなり単行本化されたのってマニマニスキマスキが結構売れたからだと思うんですよね。ちょっとアニマル編集部の印象がダウンです。