『狩りのとき』上下(スティーブン・ハンター)読了。

 傑作『極大射程』と同じボブ・リースワガーが主人公。名スナイパーがベトナムに残してきた遺恨を掃討する話。は『極大射程』。今回はアメリカナイズなスーパースターではなく、多分に人間味溢れるスワガーを見れました。違うタイプの傑作です。骨太サスペンス。ベトナム戦争って本当にアメリカ人にとってトラウマなんだなあとか思いますね。

 外国小説は訳で「?」となる部分があってあまり好きではないのですが、今作は構造的なものにものすごく魅力が満ち満ちていたのであまり気になりませんでした。外国小説はブックオフで100円売りしてる率が高いのでレッツゲッツ。