『リンガフランカ』(滝沢麻耶

 やっと買えました。
 表紙裏に四コマ付き。あと、奥付の絵が個人的に大ヒット。
 加筆修正されてます。初単行本でこんだけ綺麗に終わる漫画ってスゴイね。
 この漫画が一つの作品として描きたかったテーマは「コミュニケーション」だったのだと思います。笑いの部分は確かに面白いけど、本筋はそこ。
 漫才師のボケとツッコミという役割の中において、通じ、繋がっていく関係性。
 主人公が抱えてきた寂しさ、歪み。
 
 描き尽くされてるなあ、と素直に思います。それはスゴイことだなとも。

 だけど、続編が見たいという気持ちがあるんですよね。綺麗にできあがった話が、続編をやることで壊れる例なんて枚挙に暇がないわけですけど。それでも見てみたいなあ。