ネコソギラジカル (下)〜青色サヴァン戯言遣い〜』

 めでたく(一年遅れればめでたくと言う他あるまい)戯言シリーズ完結。

 西尾維新の書くものってのは中々心理学的に危ないラインを通りそうなものが多くて、それは単純な内容云々ではなく、西尾自身の狂気?いや熱情なのかな。そんな感じのものを隠して書いてたのだと思う。自分で言ってるけどひねくれ者なのだろう。ネコソギに入ってからはそりゃもう苦労して書いてるとしか思えない文章とストーリー展開が拡がってて、私は悪口ばっか書いてたけど、実際痛々しくて敵わなかった。「オマエこれ楽しんで書いてねえだろ!」ってなもんで。それは最終巻でも同じだったわけだが。

 まあでも、これで良かったんではないかと思う。西尾せんせー、がんばったね。辛かったでしょ。みたいな。ね。
 
以下ネタバレ


・ついてない決着が多いです。藍川の親は?釘バットは?闇口の雇い主は?出てない呪い名は?etcetc.......
・全部収拾つけれるとは思ってないですけども。
・ねえせんせー。続編書く気?勘弁してよ。見たいか見たくないかと言われれば見たいけど建前としてどうなの建前として。書く気なら零崎全滅とかさせなくていいしさ。終わらせるためだけに作ったストーリーなのに終わらなかったら恥だろ。
・そこらへんは自分が一番わかってそうなので阿呆どもにいくらせっつかれても続編書いたりはしないと思います。
 
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