『瞳・元気』読了。




ネタバレバシバシ行きます。

 評価するのが難しい作品でした。なんつうか、アラはあるんですよ。しかも一杯。でも、駄作では無いですし、面白かったです。文句を言うなら、ストーリーが唐突に進行しすぎです。ラスボスのクソ野郎の実の母親との関係とか主人公の母親とクソ野郎との関係とか。「ありえないこともない」と思わせる設定なのに、説明はしょってしまって読み手に違和感を抱かせてる気がします。

 でも主人公の響はかわいいっす。最初の5巻は多分これから何回も見直すと思います。

 ラスト3巻はもう、ラスボスの最低野郎が目の前に居たらどういう対処をするかのケーススタディで頭の中がグルグル回ってましたね。

 拉致する→爪の間に針刺してブツのありかを吐かせる→ブツ奪還→祖父にチクリ。よしんば拷問で発狂してもそれはそれでいいなあ、とか。殺すと後味悪いからいかに殺さずにブツの在処を吐かせるか、が問題でした(何が?)。