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『夜空のむこう』(香納諒一)
新宿二丁目で編プロを営むライターさんの生活譚。一番楽しんで読めるのは間違いなくフリーライター。
第十二話 めぐる季節より引用。
「いいか、かつて編集者だった人間としてこれだけはいっておくぞ。編集者ってのは、他人の才能に投資して食ってるんだ。それがわからずに、自分には誰かの首を切ったりすげ替えたりする力があるとでも思ってるんなら、今すぐやめちまえ」
某週刊少年ジャンプの編集部の人間全員に耳元で念仏みたいにエンドレスで呟きたい。
あとアフタ編集部には一通り聞かせた後、「な、投資なんだ。もう底値も底値で売ることさえできない株は処分して、新しい株買わないとダメだろ?」って言いたい。不良債権多すぎる。