2005-09-14 ■ 小説 『東京DOLL』(石田衣良) まだ途中ですが、凄い。これは凄い。 私好みのラストにはならない予想だけど、素晴らしい文章。 石田衣良のいい時の文章っていうのはオーケストラのバイオリンソロのようだ。 ホールの静寂の中で独り重たく響き、気まぐれのように歪み、美しく高なり、儚く終わる。一音一音は繋がっていながら。紡いでいるという表現が一番正しい気がする。 個人的な好みだけなのかもしれないけど、圧倒された。