『MASTERキートン』(浦沢直樹/勝鹿北星

 読み返したら懐かしくて嬉しくて悲しくて楽しくて気持ちよくて何が何やら。浦沢はやっぱりキートンが一番良かったと思う(凄く嫌味な過去形)。
 読んでない人は読むべき。他の何を差し置いても読むべき。ということで各巻の私的オススメ話。
【私信…あの人がまだ読んでなかったらこのページ晒していいです。】

【1巻】
 「砂漠のカーリマン」…郷に入りては郷に従え。その意味は尊重や尊敬。
 「背中の裏街」…子供であったあの頃、彼女が見ていた背中。
【2巻】
 「貴婦人との旅」…時間は傷を癒すものか。それとも。
【3巻】
 「屋根の下の火事」…人はなぜ学ぶのでしょうか?(※激オススメ)
【4巻】
 「喜びの壁」…人間は一人。
 「穏やかな死」…爆弾とチョコレート。
【5巻】
 「ノエルの休戦」…「来年もメイド・イン・ジャパンをよろしく」(※激オススメ)
 「ハーメルンから来た男」…ハーメルンは笛を吹き、子供達は勇敢に。
【6巻】
 「アザミの紋章」…お伽噺はいつも?(※激オススメ)
【7巻】
 「瑠璃色の空」…ぜひBGMはTHE BLUE HEARTSの「青空」で。
【8巻】
 「西から来たサンタ」…どうも、クリスマスには弱いみたいです。ご勘弁を。
【9巻】
 「王の涙」…椅子から墜ちた王様は、皆に石を投げられました。
 「シャトー・ラジョンシュ1944」…天の恵みと人の業。
【10巻】
 「ウイスキーキャットの村」…スコッチを飲む資格。
【11巻】
 「家族」…天国の雨は 暖かい
【12巻】
 「空へ」…タカは空を飛べるのか。
【13巻】
 「臆病者の島」…勇気ある臆病者。
【14巻】
 「塔の男」…バベルの夢。
【15巻】
 「不死身の男」…雪や氷は全てを隠す。
【16巻】
 「失われた天才監督」…天才を知る時、天才はもう居ない。
【17巻】
 「学者になる日」…学者とは。
 「夢を継ぐ者」…恩師の足跡。
【18巻】
 最終巻。

 思いつきでやったらえらい疲れた。