現在の私は子供の面倒と家事メインでやりながらそこそこ安めの時給で週44時間程働く主夫と化しておりまして

 それはそうとて(えっ)、ゆとり世代というものに言及したく思い筆を執りました次第でございます。
 個人的にゆとり世代といいますか、わけぇ連中に共通してるなと思うことが一点ありまして、「今時の若い者は云々」という言葉が800年前の文献にも出てきてるんだぜって程に時代性のない言葉だということは重々承知の上で、戯言を記させてもらいますと

 自己プロデュースができない人が多いな、と思います。もっと言うなら「ありのままの自己で受け入れられて当然」と思ってる人が多い。それはそこそこ多様なところに派生していて、「やろうとしたんだからいいじゃん」とかの言動がたまに聞こえてきたりして。(上記の言葉を吐いた小3のクソガキには「やろうとしたとかどうでもいいんじゃ!ちゃんと終わらせることが全てなんだよ!」と言っときました憤怒)
 なんでそんな不遜でいれるんですかね。
 なんでそんなに許されてきてんですかね。
 (自覚的に)汚れずに生きてこれたんですかね。
 
 わかんないんですよね。

ドラマ『重版出来!』おもろいです

一年経って

経って字を見ると最近尼子経久しか出てこない(挨拶

一年経って、サンデーの地位がさっぱり変わらない件について
そら変わるわけねえよ。単純におもんねえもん。
と、『じゃじゃ馬』『からくりサーカス』の時代のサンデーは三大誌で唯一毎週買ってた身としては切なさもあるのである
(じゃじゃ馬は生涯で一番最初にハマりまくった漫画です)。

「サンデーだけは編集が本社でネット見てる」(編プロにすべてをなげうってる)とかいわれてましたけど変わったんですかね?
やる気ないなら俺にやらせてくれませんかね?絶対出来ると思うんですけどね

なぜか一年経ったら寿司握れるようになってるんですよねえ…(慨嘆そして近況報告

雑感

サンデー編集長の意思表示

最近のサンデーは立ち読みさえしない。掲載順ページで銀の匙の有無を確認してそっと置く。そのぐらい面白くない(断言)
面白くないのに売れるわけがない。相当焦ってるんだろうなあ。
でもなんでそうなったの?ってとこが重要じゃないのかしらね。じゃじゃ馬グルーミンアップ連載中は毎週購読してたし、実際面白かったと思う。じゃぱんとか植木ととか、独創性のある漫画が面白かった。それら+あだち充高橋留美子らの安定感。全体的なバランスが取れてた。
今は本当に銀の匙以外面白くない。というかここ10年で面白かったのは銀の匙とケンイチしかない気がする。
ぶっちゃけ編プロに押し付けすぎたんやろ。編集業務のブラックな部分を編プロに丸投げして小学館編集はデスクでまったり。編プロなんて体続かなくなって辞めてく仕事やし、編集としてのスキルの継承が途切れたんじゃないのか。だから今こうなった。

セカオワ(笑)

SEKAINOOWARI

 表題のバンドについて。

初めて見たのはApのlive映像で、観た瞬間「こいつぁすげぇ」。
あの声。とんでもないのが出てきてるなと思った。

 そこから調べて得た情報は超弩級メンヘル臭で、歌を聴いたときのドス黒い深淵はそういうことなのかと一人で納得もしたのだけど、出来れば距離を取りたいその手の臭いが分かっていても、それを覆すぐらいの声なので嫌いだとは一度も思わなかったのです。


 情熱大陸を見まして。
 35歳二人の子持ちのおっさんが。ガチで涙が出てしまいました。

 「普通」でいたかったんだねえ。

 coccoと共に、頑張り続けるSEKAINOOWARIを応援し続けたいと思います。

木村紺『マイボーイ』

 おおっ進みが早い。そして面白い。
 ただ、私には分からないのです。ボクシング知識がない人に伝わっている面白さなのかということが。
 そして恐らく伝わらない面白さなのではないのかと思っています。
 1コマと次のコマの間の想像力が非常に必要なマンガになってしまっていて、
 これが月刊誌の壁なんだろうな。おおぶりももう買う気なくしてるしなあ…。


将棋

 ここ何年か。自分の中で「将棋」がどんどん面白くなっています。
 指す方ではなく、観る方。観る将です。
 しかも別に自分が強くなるとかそういうんではなく将棋界というストーリーを見るという、なんだろうこの生き物。
 (反比例してサッカーへの情熱がダダ下がっています。才能のスポイルが多すぎて)

 羽生という存在は漫画界でいう手塚 NPBでいう王長嶋イチロー 競馬でいう武豊を凌ぐ異常性を抱え「続けて」いるのですが、
 あまり人に言っても分かってもらえません。現在を生きる神。

花よりも花の如く』(13)

 祝!晴れて憲人&葉月結ばれる(?)の巻

 お前ら30前後やろがあああああああぁぁぁ!!

 以上感想。


 というわけにも。

 甘酸っぱいし運命的だしいいんですけどね。いいんですけどね。
 で、ヤったの?(最低)というぐらいに生々しさがない。成田さんだししゃーないんだけどさ。
 NATURALやCIPHERなら分かる。高校生だしな!(眼鏡を人差し指で上げながら)
 ALEXANDLITEでもギリギリ許容しよう!奴はやることはやってた。

 もうなんか14年も憲人を見守ってるとホントカタルシスが足りない。成分として。
 聖人か仏かなんかなのか。煩悩を自覚する描写が何度もあるけど、
 いや君は行者だよ。

 彩紀と楽やら西門やら、行き先が気になる人々は多いのでちゃんと続き書いてください。
 

生存しています

木村紺『マイボーイ』

 不安を抱いていた開始点から数が月。
 結構おもろいやないか。
 
 試合の描写が思いの外良い。緩急の差のつけ方が前作より上手くなっている。
 ただ、ここから何を描きたいのかが難しい。ただの天才無双なのか育っていく物語なのか。
 アフタはここがなあ。一ヶ月に一度だから後者を目指すとおおぶりみたいな進捗になってしまう。
 かと言って前者を描くならば。
 二、三枚上を行っていた天才無双系漫画でさえ先細りになる。『リン』『昴』『capeta』全てそうだった。
 げに、天才無双を描いて着地させる道の険しきことよ。
 どうすんだろうなあ…。(wolonは木村紺先生を応援しています)


石塚真一『Blue Giant』

 前作『岳』が好きでした。好きでしたが、もう読み返すことはないと思います。
 素晴らしい漫画だったと思うけれども、論理的にも漫画的にも自然な帰結点だったとも思うけれども、
 私はあのラストが嫌いなのです。別に作者もああしたくてしたわけでもないのだろうけど、
 それでも嫌なものは嫌。漫画自体の面白さとは別の次元で「もう見ない」のです。

 さて『Blue Giant』。こいつぁヤベェ。万難排して読むべきですよ。
 音楽漫画で傑作と呼べる物は後にも先にも『BECK』しかないと思っていた私ですが、
 まだ3巻しかでてない現在において、方向性は別としてもこれは傑作。
 天才無双系は突き抜けてないと最低系SSとなんら変わらないと思っていて(それはそれで好きではあるが)、
 個人的には天才が育っていく物語が無双よりも好きなのです。
 マガジンで一番面白いのは分析と努力に特化した天才が育って行く『ベイビーステップ』ですよね?
 
 『Blue Giant』のもっと魅力を感じるところは、これが育てられる物語な所です。
 天から与えられた才能という曖昧模糊としたものが主人公にあったのか、明確なそれを前提にしてないところが良いのです。
 
 あの時あそこに行かなければ。あそこであの人に出会っていなければ、家族がああいう家族じゃなければ。
 繋がっていき、育まれ、育っていく物語。